先物取引の注文方法とは?

先物取引の注文方法とは?

先物取引の注文の方法にも、様々な方法があります。まず、基本となる注文方法が「成行注文」と「指値注文」です。これは、ザラバ取引、板寄せ取引、どちらの取引においても利用出来る注文方法ですので、必ず覚えておきましょう。成行注文は、特に値段や条件を指定せず、市場の流れに任せて注文した時点での値段で売買を行う注文方法です。とにかく取引を成立させたい場合に使います。指値注文は、予め指定した値段で売買を行う注文方法です。売りの場合には指定した値段以上で、買いの場合には指定した値段以下で取引が成立しますので、どうしてもその値段でないと取引を行いたくない場合に使います。また、この指値注文に様々な条件を付ける以下のような複数の注文方法が存在しています
・指値成行注文:その日の取引終了までに指値が成立しなかった場合、最終取引時で成行注文にします
・引成行注文:午前中に出した注文は午前中の相場終了時に、午後の注文は午後の相場終了時に成行注文にします
・ストップ注文(ST):指値した値段になると、成行注文が行われます
・ストップリミット注文(STL):指値した値段になると、指値注文が行われます
・IOC注文:取引を行う値段や時間、キャンセルを行う条件を指定します
・FOK注文:IOC注文と条件は同じですが、FOKでは指定した全枚数が成立しなければなりません
・逆指値注文:「買い」注文であれば指値よりも高くなった時に、「売り」注文であれば指値より安くなった時に注文が行われます。